04.22.08:07
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03.22.17:45
小話(大河練習)
某所の素敵絵板で、「大河と綾音でかぼちゃわいんっぽい~」というお話があったのですが(←ちょっと年代がばれる・・・)、それが思いの外ツボに嵌って思いついた話。
それでも、トシゴロ(ゴロトシ?)を抜けきらない雰囲気はやっぱりホモが好きなんだって事でしょうか(爆)。
綾音はただ可愛いだけでなく、意外とクールな所があると嬉しいんだけどなぁ。
一万打のトシvs大河話の練習もかねて・・・。初書き大河なんで粗が多いのはご愛敬という訳で・・・。やはり閣下やCさんの大河みたいにかっこ可愛くはなりません(涙)。
大河+綾音 (大河→吾郎 綾音→寿也。前提で)
女って生き物は良く判らない。どんなに寒くたって、お世辞にも細いといえない太腿を剥き出しに登校する姿は自分から見ればただの馬鹿だ。
本人達に聞かれたら犯罪者のように罵られそうな事を考えながら息を吐いた。鈍重な空にそれは白く散らばる。
大河の首に巻かれているのは、今朝の湯鬱な天気に対抗する様にとんでもなく明るいオレンジのマフラーだった。ちょっと目に優しくないこれは、姉である薫のチョイス。弟の立場からすると、チョイスというよりも体よく押しつけられたという方がきっと正しい。代わりに買ったばかりのざっくりとした緑のそれを持っていかれたのだから。
(日本国内どこでも窃盗にでも当たりそうな犯罪事件だったのだが、生憎、清水家の中は治外法権らしい。)
「まったく・・・・・・、でれでれしやがって・・・」
忌々しさを込めた瞳で前方を見やれば、そこには奪われたマフラーと姉。隣には野球部のエースの姿。あのマフラーが実は吾郎の気に入っているブランドの物であった事と、それがもう品切れだった事が姉の暴挙の原因なのは明らかだ。さすがに弟のお古をプレゼントするという大胆な行動は出来なかったようだが、彼の好きな物を身につけたいというのは実にいじらしい女心。
だが、思わず口をついて出た言葉はそんな姉に対しての物ではなく、事情を知らない彼に対するものだった。
自覚している分だけ不毛さを増す思いは、それでも日々募る一方で。勢い乱暴になる足取りを大河は自分で止める事は出来なかった。
「清水、おはよう」
揺れる長い髪、前方を歩く女子達と似たり寄ったりの短いスカート。同じクラスで同じ部活。そうでもなければきっと口なんか聞いてもいない。今だって自分から声を掛ける事は殆どないだろう。しゃべらなくても全く問題無いし、向こうから声を掛けてきたのは想定外だったけど。
「鈴木・・・・・・」
「清水先輩と茂野先輩って、結構仲良いんだ?」
「はぁ?お前何言ってるの?」
「だって今日だって一緒に登校してるじゃない」
「偶然、途中で会っただけだろ」
「だって、あのマフラーもお揃いでしょ」
色は違うみたいだけど。と続けられて『あれは俺のだ!』と思わず喉元まで出掛けた言葉を呑み込んだ。マフラーみたいに自分の物だと主張出来れば、簡単なのに。簡単だと判っているのにきっと言えない臆病な自分。だがそんな自分を見る綾音の瞳に、口に出された事以上の何かが含まれている事を大河は気がついた。
「お前だって、人の事言えないだろ」
そういえば彼女は、海堂の主将と中学時代に縁があったと聞いている。そしてまだ連絡を取り合っている事も。ただそれが恋愛にまで結実していないだろう事は綾音の瞳を見ればすぐに判った。
たぶん自分の瞳の色は彼女と同じ色をしている。たった今気づいたばかりだけど、きっと間違ってはいない。
「何が?」
「海堂行ってりゃ良かったじゃんかよ」
「別に・・・、そんな事しても何も変わらないもの」
そんな手段ではあの人の視界に入る事なんて出来ない。ただの後輩で終わってしまうもの。それではあの人を手に入れるなんて夢見る事も出来やしない。
事も無げにさらりと、こんな風に言えるまで自分はどれくらいかかるだろう。
「そのために、聖秀(ここ)に来たのかよ」
「うーん、どうかな。茂野先輩が来たのはラッキーな偶然だもの。これからどうなるかは、私次第でしょ」
大河にとって唯一無二の存在も、彼女にとってはただの手駒だ。清楚な笑顔でぺろっと、とんでもない事を言い出すマネージャー。これに比べれば、まだ自分の姉の方が可愛いってもんだろう。これだけ腰をすえてかかられたら、大概のヤツはきっとかなわない。
「女って・・・・・・」
「なあに?」
「いや、海堂の主将も随分なヤツに見込まれたもんだよな」
「・・・・・・だって仕方無いでしょ」
諦める事も、忘れる事も出来ないんだから。
「幸せになれって、遠くから祈ってやれば?」
「清水は出来るの?茂野先輩の事そんな風に思えるの?」
「・・・・・・」
「ほら、出来ないんでしょ。だったらやるしか無いじゃない」
思い切りよく言い放ったものの、綾音の鼻の先はほんのり赤い。それでも揺れる瞳を必死にこらして、彼女は前を向こうとしていた。その横顔がどこか自分の姉にも似ている気がして、大河はゆっくりと息を吐いた。
「すげぇな、お前」
「え・・・、き、急に何言い出すの!?」
―――褒めてやったのに、そんな目で見られるのって一体俺はなんなんだ?まぁそれならば、その目の期待に応えてやるのも男だろ?
「いや、本当すげぇと思ってさ。すっげぇ、しぶてぇな」
「は?」
『俺もそれ位しぶとくやってやろうかな』
小さく呟いた声にちらりと向けられた視線は、諫める色よりも面白がっている風にも見えて。
「手始めに、ちょっと行ってくっか」
いってらっしゃいの言葉は無かったけれど、一瞬振り返って見た綾音の顔は微かに笑っているようだったから。
「せんぱーい!」
「お、おう大河?」
少し驚いたように見開かれる目が好きだ。自分の名前を呼ぶ声も好きだ。こんなに彼にイカれまくっているのに、諦めるなんて到底無理なんだ。
「俺も一緒に行っても良いですか?」
「た、大河ぁ!?」
姉の顔が引きつっているのが見えたけどかまいやしない。マフラーくらいはくれてやるけど彼の事は譲れないんだ。
「あん?俺は別にかまわないけど」
「えっ!茂野!?」
「うわ、姉貴の目マジ三角じゃん」
「こいつはー!!」
子供みたいにじゃれあって、それでもいつか捉まえてやる。結ばれない運命なんてものがあったとしても、それに付き合ってやる義理はこれっぽっちも無いのだから。
end
以下は一万打企画でマユゴロのリクを下さった方~
>えっと、R-18おっけーなんですが一応年齢の確認をさせて下さい~。本当にお手数かけてすみません(汗)。ずばりじゃなくて、これ位~でかまわないので出来れば宜しく御願い致します!
03.20.11:14
猫バトンで更新にゃ!
ルールは
○これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに
「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけにゃくてはにゃらにゃい。
○「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
○一人称は必ず「我輩」にすること。
○日記の内容自体は普段書くような当たり障りのにゃいもので構わにゃい。
○日記の最後に5人!まわす人の名前を記入するのを忘れにゃいこと。
○既にやったことがある人でも回されたら何度でもやる事。
さとさんから、バトンが回ってきていたにゃ!せっかくなので、バトンで更新の報告をするのにゃ~。
今日の更新は素敵にゃ頂き物にゃ。「エグモ」のあずまさんの所でキリ番踏んでgetしたにゃv
あずまさんのサイトでは、このイラストに更に漫画までついてるにゃvvv他にも絵板や素敵なイラスト満載のお勧めサイト様なので、是非みんにゃ行ってみるにゃ~!あ、言われにゃくても行ってるにゃ!?そりゃそうにゃ・・・orzまだの方は絶対見に行く事をおすすめするにゃん。
それにしてもこのバトン、さとさんが答えている時はとっても萌えたのに自分でやると全然萌えないにゃん・・・。
しかも、何度でもやれって(笑)!
そうだ、こういうMっ気たっぷりのバトンが好きそうな方を思い出したにゃv
透馬隊長!(閣下は前にやってるのを見たから外してあげるにゃん!)ここを見ていたら、是非やって欲しいにゃんvv
透馬隊長のところのお尻丸出しの吾郎は必読にゃ!(←こんなとこで宣伝)
03.14.18:03
久しぶりに更新です(汗)。
今回はお題はちょっとお休みで、パラレルの兄弟設定「ask~」の二人でおおくりしています♪
ついでに、下ろした拍手はお題のところに移動させておきました。
このお題、説明し忘れていたんですが、実はトシゴロ・ゴロトシ混在なんです。トシゴロのみと思って読むと、若干微妙な物があるかと思うんですが、それがゴロトシです(爆)。
1~5に関しては、これはもうトシゴロのみなんですが、6~10はどちらかといえばゴロトシを意識して書いていました。結局、トシゴロっぽくなってしまった物もあるんですが・・・ははは、力量不足です。
そろそろ一万打企画の方も本腰入れないと・・・。オンリーの準備が終わったらスパートかけますよ(←たぶん・・・)
後、拍手レスです~。レスが遅くてすみません!!
03.10.11:55
書き足し、書き足し
今回のssに付けていただける挿絵のラフ&完成原稿を見せて頂いたんですが、もう顔がにやけて大変でした・・・。にやけるっていうか赤面するっていうか、PCの前で挙動不審な私・・・。
いや、本当にありがとうございます!!!
こんなに幸せすぎて良いのかなぁ・・・。
完結した「先生の彼氏」本編をオフで出そうかどうしようか迷ったあげく、とりあえず書き足してみる事にしました。全体的に多少手を入れるのもあるんですが、オンではあげなかった「4」から「5」の間辺りを書いています。
ええ、朝ちゅんと言われたあの場面をみちみちと(笑)。
これが入ると、ちょっと本が18禁指定になりそうだったんで迷ったんですが、自分の脳内を補完させる意味でも書いています~。でも、これだけで1章分は余裕であるよ(爆)。
愛が無い時なんで、痛いだけのお話なんですが(だからサイトでは上げなかったんですが)イベント当日に出ていたら褒めてやって下さい。
だってすでに本文だけで40ページ超なんですが・・・。これを面付けして、コピーして、製本してって・・・。
気が遠くなりそうです・・・orz
兄弟物も、こちらは元々18指定を入れていたので順調にみちみち書き足しています(笑)。
あと、眉ゴロも書き足しが終わったからコピーに行かないと・・・、って、インクと紙を買いに行かなきゃ!!
03.05.16:43
オフラインあれこれ
もともと日記のようにマメさが必要とされる物が苦手なので、ちょっと気を抜くとこのていたらく~、サイトの方も更新が滞っててすみません~(汗)。
4月のオンリーですが、申込みの方も無事にすんだようでいよいよ参加決定です!今回が最初で最後の直参かもしれないので(笑)、気合い入ります~。サイトtopでも告知の通り「子が寝た後に」のカイさんと合同でさんかです!!カイさん、カイさんの新刊がすごそうなんですよ!いや、きっとすごい!!読んだら絶対にメロメロになります~。
で、自分の方なんですが今のところ確定しているのは、冬コミで発刊した「xxx.kiss」の再販分と、サイトの『先生の彼氏』の続編にあたる書き下ろしになります。先彼の続編に関しては、オンラインで押さえてた分がはじけたっていうか・・・血迷ったっていうか・・・、ネタはめっさベタな『温泉で・・・(爆)』
「エ○を書くために、これを書く!」という意気込み満載の一冊になりました、はは・・・良かったらお手に取って鼻で笑って下さい・・・。もちろん、18歳以下のお姫様はお手に取らないで下さいね~。
他にも出したい物はあるのですが、間に合うかな・・・。めどがつき次第、サイトのオフライン情報も更新したいと思います。
それとは別に、散歩の森の崎野さんも告知されているのですが、アンソロの方も内容が固まってきました♪
ちなみに私は眉ゴロ担当です。ええ、ばっちりいたしてますので苦手な方はお避け下さい(笑)!しかも、しかもですよ!!今回、すっごい素敵な挿絵を付けて頂ける予定なのです!!心臓ばくばくですよ~、眉ゴロ書いて良かった!
私はともかく、崎野さん(「散歩の森」)、カイさん(「子が寝た後に」)、BOBOさん(「HOT CHERRY」)、cencaさん(「ときめき日記」)、ゲストでさとさま(「everyday sunday」)、木綿さま(「時代屋の女房」)の超豪華メンバーです♪ちょこっと他の方の原稿を先読みさせて頂いたのですが(特権!)、もうトシゴロが通じ合ってて(色んな意味で)すごいし、大河可愛過ぎだし、Jrもカッコイイし、すっかり読み専気分で満喫してしまいました~!