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MAJORを愛するあまりのテキストブログ。気儘に更新。当然のように女性向け。                      苦手な方はplease back! 自衛推奨派です。

04.20.14:06

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10.20.08:38

パラレル萌え!!

先日、久しぶりに萌えの神様が来たと思ったら、パラレルでしたorz
パラレル読むのは好きなんですが、好みは別れますよね~。(自分は大好き)
でも書き始めちゃったんですよ!
あまりに萌え萌えしていたので、一番書きたいラストシーンなんて、もう書き終わっちゃいましたよ(驚!)
そこに至るまでをどうにかしないといけないのですが・・・。
しかも、なかなか終わらない(涙)。綺麗に短く終われる文章力が欲しい・・・。

設定> これを読んでダメだと思われたら、読まないでくださいませ~。


茂野吾郎 (25歳): 教師。担当は社会科。産休に入った清水(笑)の代わりに海堂高校に来る。元高校球児。肩の故障のため、高校卒業以降は野球を断念。           
              

佐藤寿也 (17歳): 海堂高校2年生。野球部に所属。ポジションはキャッチャー。成績優秀。生徒会の副会長も務める(笑)怪しげなバイトをしているらしい。


                            
 ふふふ、すごいベタな設定ですよ!!でも、個人的に年下攻めとか大好物なので・・・。展開もかなりのお約束なんで、笑っちゃうくらいなのですが・・・。

 まずは、first impressionからお付き合い下さいませ。
              

 

 



まだ少し肌寒い大気が身体を押し包む。

新しい旅立ちにふさわしい、澄み切った青い空。雲は一片も浮かんでいない。

今年は少々寒い日が続いたせいか、正門の脇に並ぶ桜の蕾が綻ぶにはまだ間がありそうだったが、これが開ききった時の見事さは容易に想像がついた。

伝統を刻み込んだような、厳めしい構えの正門の前で大きく伸びをして、吾郎は第一歩を踏み出した。

 

 

 

□□□

 

 

 

―――恋とはするものでなく、落ちるものcopyright by 江國香織    東京タワー 

 

 

 

□□□


 

 

 

                            ■■先生の彼氏■■

 

 

 

私立海堂高校は、神奈川県下でも屈指の高校として全国的に有名だった。その『海堂』ブランドを飛躍的に高めたのは、ここ数年に渡る高校野球における活躍である。

新設の高校がその名を高めるためにスポーツを用いる事は、常套手段なのではあるが。それを短期間で成し得た点においては、海堂はとりわけ「優秀」だったともいえよう。

もっともこの学舎を選び、通う生徒達にとっては、そんな手段(こと)はさして重要な事でもない。

 

彼らにとっては、そんな事よりも目下のところ重要な話題があったからだ。

 

 

 

「なぁ、聞いたか?産休の清水の代わりに、新しい先生が来るってさ」

「ほんまか?ごっつう美人の先生やったら、ええんやけどなぁ」

HR前の一日で一番ざわついた時間。無遠慮に机の上にのせられた足を、勢いよく雑誌がはたき落とした。

「・・・痛ってぇ。」

「僕の机の上に足をのせるなんて、なんだか良い御身分だね、三宅。」

「うわ、ちゃー、ここ佐藤の机だったんか!・・・すまん、すまん」

冷めた眼で見つめられると、さすがの三宅も余分な口は叩けないらしい。

クラス内では、温厚で優秀な生徒として通っている『佐藤寿也』の素顔を知っているのは、同じ野球部員でも数名しかいない。三宅に話題を振っていた元凶の泉も、さりげなく視線を外している。

――火の粉の降りかかる前に、自分だけはしっかり逃げる算段らしい。

 

「い、いや、なあ。佐藤は知っとるか?」

現状の好転を狙ってか、三宅が寿也にも話題を振ってきた。

「ああ、新しい先生の事?」

あ、やっぱり、佐藤は情報が早い。と感心しきりの外野を気にも留めず、寿也は鞄を開けて、さっさと一限の用意を始める。

彼にしてみれば、担任でもない新任教師なんて、なんの役にも立たない『ただの大人』だから、考えるだけ時間の無駄だった。

それでもまだ騒ぎ続けるクラスメートを一瞥すると、騒音を遮断するように、広げたプリントに目を落とした。

 

 

ガラリと扉が引かれて、出席簿を片手に持った担任の樫本が教室に入ってくる。教壇に立つ長身は、いつも通り教室内を見回すと、まだ開けたままのドアに無造作に声をかけた。

「おい、入ってこい」

「・・・ああ」

樫本に負けないくらいぞんざいな返事が聞こえた。耳障りの良い低い声は、明らかに男性のもので。それを耳にした前列に座る生徒達から、ざわめきが教室全体に広がっていく。

 

入ってきた男は、身長も樫本に負けていなかった。

教壇にこそ上がらなかったが、担任の隣に控えていても体格の良さは、はっきりとしている。樫本と2人並ぶ姿は威圧感さえ与えた。

だが、そんな事はこの年頃の子供達には、さして効果をあげる事はなかったらしい。口々に『でけぇー』だの『あれ誰だよ』だの、銘々が好き勝手に声を上げている。

「ほら、黙れ。お前ら、産休に入った清水先生の替わりに、今日から副担をしてもらう先生を紹介するぞ」

出席簿で教卓を叩く音と、40人余りの雑談にも負けない大声で樫本は怒鳴ったが、ざわめきは早々収まる様子は見せなかった。諦めたように樫本は隣に向かって、軽く顎をしゃくってみせる。


「おい。こっちに上がれ、茂野」


『茂野』と呼ばれた代休教師は、黙って教卓に上がると白墨で黒板に名前を書き始めた。




 

『茂野吾郎』


 

少し右上がりの癖のある字が、大きく黒板に踊り出す。

軽く手をはたいて粉を落とすと。『茂野吾郎』は教壇からクラス全員に向き直った。

 


 

□□□続く

あ、あれ?全然loveじゃないですね(汗)。いや、ラストは相当ラブラブしててうざい人たちなんですが、最初はこんなものらしいです・・・。タイトルもベタなのはすみません・・・。センスないんです。

ああ!す、素敵な方からバトンが~。本当にもらっちゃっていいのかな(泣)しっかり考えてから、答えます!!

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無題

がくがくがく・・・・・。
殺す気ですか?才能という凶器で。
手に取るように登場人物が脳内を動き回るのよ、askaさんの文章。あぁ、いっそのことその世界に私も登場させて。

  • 2006年10月20日金
  • カイ
  • 編集
Re:無題
カイさぁーん!!私こそ、カイさんのピアノの世界のホールのはじっこでいいから、吾郎の演奏を聴いていたいです!!(本気)
カイさんの所に、日参&チェックしている私は相当『カイさんのパラレル』に中毒状態です・・・。あのエロさがたまりません!う、エロとか叫んでしまって、ごめんなさい~。
2006/10/20 20:26

無題

おお!askaさんがパラレルを!しかも吾郎先生だよ!
一言も発していないのにすごい存在感。きた~!
期待してます!

  • 2006年10月20日金
  • 崎野v
  • 編集
Re:無題
さ、崎野さんに言われて気がつきました・・・。吾郎しゃべってない・・・。
ひー!!指摘されるまで、本気で忘れてました(汗)。次回は、きっと何か台詞はあるものと思われます!いや、そうしないと話が続かないし!!
でも、口を開いた途端にキャラが変わりそうで、うー。精進します!!
2006/10/20 20:30

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