04.20.13:21
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10.08.11:45
今から外出です(涙)
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今日は、午前中は幼稚園の運動会見学。午後は親戚の集まりと一日大忙し・・・。
あーーー!今日のイベント行きたかった!!
メジャママでお会いした方々とも再会したかったし、ご挨拶したかった方々もたくさん(涙)。
唯一の救いは、優しいBOBOさんが御願いを聞いて下さったことです~。
ま、間に合ったら嬉しいな。(プレッシャーかけてたら、ごめんなさい~)
長編をちょっぴり更新。
またも眉トシ(え?)かつ、ぬるいけど大人向けなので苦手な方はご注意下さい。
あの眉村が、自分を誘いにクラスにまで来る事を疑問に思う事はあった。
特に野球部を退部してからは、野球以外に接点を持たない自分に会いに来るなんて考えてもみた事がなかった。
tarantella 4
誘いの理由はいつも他愛のない事ばかりで、それでも最初は野球の話だった気がする。
短い話を交わす時期を過ぎたら、買い物、食事と、まるでフツウの男女の交際のような過程を経て、自然に関係が深くなった。
(『フツウ』、だって・・・?)
「何を、・・・考えている?」
眉村の言葉にはいつも無駄がない。寿也にも必要な事のみを伝え、聞いてくる。
「めずらしいね、そんな事を気にするなんて」
取り留めのない回想をしているうちに、浮かんだ自嘲を見とがめられたらしい。
質問に答えるかわりに、額を滑り落ちる滴を手で拭ってやると、頬の辺りの強張りが微かに緩んだ。
無言のまま伸ばされる腕に大人しく巻き込まれると、ベッドのスプリングがぎしりと悲鳴をあげる。
成長期の男子の身体を2人分支えるなんて、この寝台には随分と酷な話だ。
「・・・っつ、く、ん」
一拍おいてから背中から抱き込んでいる右手が、ゆっくりと胸元を探り始める。
「あ、明日の練習は早いんじゃないのか?」
「これくらい問題ない」
「くっ、・・・っ、はぁ、ぁ。」
黙れというように手の動きが忙しなくなる。長い指先に胸の先を摘まれて息が詰まりそうになった。そのうえ首筋に埋まる眉村の短い髪がくすぐったくて、逃れるように身をよじる。
「佐藤・・・・・・。」
ふいに左肩に固い物の感触を感じると、その箇所にちりとした痛みが走った。
「おい、跡残すなよ。」
振り返ると、眉村の綺麗に並んだ歯が肩から離れていくところだった。
「痛かったか?」
返ってきた答えは的はずれだったが、含まれる真摯な響きには確かな気遣いが感じられる。
「痛くはないけど・・・、そんなとこに跡が残っていたら体育の時・・・っ。」
ねろり、と噛んだ跡を舐められて文句は最後までは続かない。続けられていたとしても、結果に差はなかっただろう。自分の付けた跡を埋めるかのように、執拗に眉村は舌を這わす。
眉村の手や舌は、彼の言葉よりも遥かに饒舌だ。
どんなに固くまぶたを閉じても、網膜にちらつく残像と共に寿也の身体を追い上げる。
そうして、回りながら闇に吸い込まれてゆくのだ。
あの水のように。
うー、まだまだだ!
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