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MAJORを愛するあまりのテキストブログ。気儘に更新。当然のように女性向け。                      苦手な方はplease back! 自衛推奨派です。

04.20.13:30

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10.30.10:14

後編upです♪

後編upです♪お待たせしました~(笑)
今回は、upする前に色々悩みまして・・・。いや、今更かもしれないんですが、ブログって”反転と”か、”続きを読む”で隠す(?)事はできますが、殆ど読む方まかせですよね。一応、18禁で警告は入れているんですが、うーん。
こんな話を書いてる当人が言うのも変かもしれませんが、きちんと線引きはしたいんですね。
なんで、今回は完全版から一部削りました。本当にたいした量じゃないんですが。所詮ゴロが、あんあん言って、トシのムッツリが全開になっているとこなので(爆)
完全版を読みたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい~。こっそり何かの方法でお送りします。

*その時、できましたら年齢をざっくりで(~代)良いので、教えて頂けないでしょうか?一応、それを基準にお答えさせて頂きます。

(カイさんには送っちゃったけどネ!BOBOしゃんにも今からおくっちゃうゼ!)

くれぐれも年齢は守って下さいませ~。



■□■XXX.KISS□□■  後編








こういう時に同性同士は解りやすくて本当に良い。ぐん、と口腔内で反り返った寿也に舌を絡めながら、吾郎は思った。こういった行為をする上で、自分の技術が寿也よりも拙い事は承知していた。それでも彼の熱が高まるのは自分のおかげだと示されるのは、無条件で嬉しい。

「ご・・・ろ、くんっ、も、やめ・・・」

喉まで圧迫されるような息苦しさに負けまいと、がむしゃらに舌を絡めていると。くっきりと骨格の浮き出た手で頭を押さえつけられた。

必然的に増した息苦しさに、吾郎は藻掻いてしまう。ただ、そうやって藻掻いていると、結果的に寿也自身に歯を立ててしまう事になった。

「吾郎くん、ふっ、駄目だって・・・ば!」

「んっ、・・・んっ、んっ!!」

拙いなりに必死で寿也を咥える姿だけでも、充分過ぎるくらい刺激的なのに、更に強い刺激を受けて寿也がうめき声をあげる。

最初は引き離すために添えた手も、今や逆に吾郎を押さえつけているだけだった。


(いっちまえ・・・よ。)


より深く咥えこもうとする吾郎の口元から、唾液と寿也から零れ始めたぬめりが、顎を伝って滴り落ちる。顎から胸を光る筋が繋ぐ。

「ほ・・・んとに、ご、吾郎くんっ・・・」


「くっ、ん、んっ、と・・・し。」

少し顔を引いて、上目遣いで寿也の名前の端を呼んだ瞬間。頭を押さえつける手に力がこもった。

拒否する間もなく、圧倒的な力で顔を押しつけられる。思わずたてそうになる歯をぎりぎりの所で我慢して、顔を横に振ったが戒めは外れない。

むしろ喉の奥まで犯すような勢いで、屹立した欲望が押し込まれた。


「ぐぅっ、んっ、んっ、ぅ・・・ん」


上手く呼吸をする事もできなくて、くらくらと目眩がする。ただされるがままに、吾郎は口腔を支配されていた。

「ふっ・・・っ、く!」

「ごろ・・・くっ」

最後に大きく二、三度腰を動かすと、吾郎の中で勢い良く寿也が弾けた。激しい流れを強引に飲み込ませられて、喉の奥が痛む。独特の味で口の中が粘ついていた。




「はぁ、のど・・・いて・・・」


 

飲みきれなかった分が、とろりと唇の端から漏れてシーツの上に丸い染みを作っていた。




 

 

 

 

 

げほっ、と咳き込む吾郎の背中を寿也の大きな手が優しく上下する。

「・・・少しは楽になった?」
あんな無茶するからだよ。と続けられて、思わずむっとした表情を向けてしまう。

「なんだよ・・・、気持ちよくなかったのかよ・・・」

「そ、そんな事はない!!絶対にない、ない!!」

「じゃあ、そんな事言うなよ」

「だって、急にあんな事するからさ・・・。心配にもなるじゃないか」


「心配・・・?」

今までしてくれた事、無かったじゃないか。と言った所で一旦区切ると、寿也は自分に向けられる吾郎の視線から、ほんの少しだけ顔を背けて言葉を続けた。


「別に、今日の試合の事で落ち込んでいる訳じゃないよ」

「じゃあ、なんだって言うんだよ!!」

「別に・・・・・・」


(こいつ・・・・・・!!)


「今、『あんなにサービスしてやったのに、なんで本当の事を言わないんだ』とか思わなかった?」

まさか、思ってないよね?と念を押されると、勢いで頷きかけた角度のまま吾郎の姿勢は固まった。

「お、思ってないぜ!!」

そんな事あるわけないじゃあ、ないか~!!と愛想笑いをしてみたものの、猜疑心たっぷりの寿也の視線が裸の胸に突き刺さる。


「いや、その、ちょっとは・・・って・・・」

結局、隠し通す事などできないのだ。寿也相手には。

「心配すんのが、そんなに悪ぃのかよ?」

「・・・そんな事は、ないよ・・・」

むくれ気味の吾郎の肩に寿也の額が押しつけられて、その表情はよく見えなかった。

くぐもった声が素肌にくすぐったくて、吾郎が笑うと。そのまま頭を擦り付けながら、寿也は言葉を続ける。


「心配してくれて、嬉しいよ・・・」

「ちっ、じゃあ最初っから素直にそう言えよな」

「・・・うん」

こうなっちまえば、事の発端なんてどうでもいいんだよな。珍しく、甘えるよう抱きついてくる寿也の腕の中で、吾郎は静かに瞳を閉じた。

 

□■□

 



さっきまで身につけていたスウェットの上下を脱ぎ捨てて、改めて吾郎と抱き合った。

軽く汗ばんだ身体同士で抱き合うと、いつもより隙間無く肌が吸い付く。触れるようなキスを繰り返し、舌で、指で、全身をくま無く辿った。


「と・・・しぃ」

甘えたように、舌足らずで呼ばれる名前に鳥肌がたつ。自分の名前が、何か別の物になったかのような強烈な快感。『名前を呼ぶ』という行為だけで、それを成し得るのは自分にとって『吾郎』しかいない。

これは、何年経っても何があっても、決して変わる事があると思えない。



(やっぱり、相当惚れてるって事だよね・・・)



しなやかな筋肉と、滑らかな肌で覆われる背中。その背骨に沿って、ゆっくりと唇でと舐め下ろすと、綺麗に絞られた腰がゆらりと揺れる。

「もう、欲しくなっちゃった?」

無意識に腰を揺らしていた事を揶揄されて、うつ伏せになっていた吾郎が首をねじ曲げて振り返る。


「何。おやじくさい事言ってるんだよ!!」

その顔も耳も、羞恥で見とれるくらい見事な赤に染まっていた。それを見て、思わず満足げな笑みを零してしまったのだが、当然というか彼の逆鱗に触れたらしい。


「お前って、本当にムッツリだよな!いつもは興味ないような事ばっかり言ってるくせに」

ムッツリ、ムッツリと連呼されると、流石に面白い気分にはなれない。

無理な体勢のまま、更に暴言を続ける背中に、思いっきり体重をかけた。重みでつぶれて藻掻く吾郎に顔を寄せて、まだ赤い耳をかりりと噛んでやる。


「いっ・・・つ、重いから、どけって!」



「いい加減、言葉遣い覚えたほうがいいよ」



なるべく平坦に言葉を紡げば、その口調からどうやら今後の展開が伝わったらしい。

びくりと、身体の下で吾郎の背中が引きつるのが伝わってくる。


「え・・・と、寿也くん~」


「言い訳は聞かないよ」


思い切り押さえつけて動きを封じ込めると、吾郎の首筋に顔を埋めて、思い切り痕がつくように口づけた。

 

 



■□□

 

 

 

弓なりに背中が反って、嬌声が一際響いた。次の瞬間、今までにない位の強さで、吾郎の内側が締まり寿也を道連れにしようとする。

「っく、ん。」

その動きを強く奥歯を噛み締めることで押さえて、寿也はより奥を目指して突き上げた。


「ぁ・・・あ・・・、ひ・・・ぁ」


限界を超えた感覚に、吾郎はただ翻弄される。飛びかけた意識の片隅で、寿也が呼びかけるのが聞こえた気がした。

 

 



『好きだよ。』

 




 

ゆっくりと沈んでいく吾郎の耳元で囁きながら、寿也は自分を解放した。

 

 


 

 

□■■

 

 

 

<そんな、こんなで、その後の事情。>

 

 

紅白戦の翌日は、練習はオフになる。昨日の試合で汚れたユニフォームを洗濯した薬師寺と米倉は、屋上の物干し場で先客を見つけた。


「お前も洗濯か、佐藤」

綺麗に皺が伸ばされたユニフォームが2着、快晴の下、風に踊っている。


「うん、僕はもう終わりだけど、薬師寺達も洗濯干しにきたんだ」

結構、マメだよね。と言われたところで、お前ほどじゃない。と憮然とした顔で返すしかないだろう。

今日の寿也は、昨日の事が嘘のように機嫌良く見える。にこやかな表情に、どこか訝しいものを感じながらも、薬師寺は別の事にも気がついた。


「そういえば、そのユニフォーム、茂野の分だろう?」

並んで干された2着は背番号が違っている。

「ああ、吾郎君はまだ部屋で寝ているからね~」

 



何故?とは聞けなかった。

何故?とは聞いていけない気がした。



 

それは彼の奇妙な機嫌の良さと、確実に関係している気がしたからだ。

「どうしたの、米倉?」

いっそ、昨日のように不機嫌な方が良いのかもしれない。湿った洗濯物を持ったまま、米倉が後ずさる。

 

「いや、じゃあ、茂野に宜しくな!!」

ろくに皺も伸ばさないでユニフォームを干すと。お大事に!と叫んで、二人は転がるように屋上を飛び出した。



 

 

 

後に残されたのは、きょとんとした顔の寿也だけだ。

「なんだか、訳の分からない事を言われた気もするけど・・・」

しかも随分と失礼な事も。いつもなら報復を考えてもおかしくはなかったが、やはり今日の寿也は心が広かった。

 

「ま、いっか」

 

部屋に戻ったら冷たい飲み物を用意してあげよう。もちろん、きちんとグラスに入れて。

 

ふくれっ面で寝ているお姫様のために。

 

 

□□□ end



削らなくても、充分ムッツリなトシ(爆)。やーねー、とヒトゴトみたいに言ってみたいです・・・。こんな高校生いるわけないじゃん!!て、突っ込みはスルーさせて下さい~。それにしても長いよ!!

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無題

あ、あんあん言ってる吾郎がいない笑vv
ふふふ・・・・持ってるもんね、この幸せ者な私!にやけがとまらないよ。
>こんな高校生いるわけないじゃん!!
それを言っちゃーおしまいよー、既に犯罪みたいなプレーさせてる私はどうすりゃいいのよ。

  • 2006年10月30日月
  • カイ
  • 編集

無題

お願いです。
私にもあんあん言う吾郎を下さい。

ぜ・っ・た・い・く・だ・さ・い…!!!

  • 2006年10月30日月
  • お願い一丁
  • 編集

わ~た~し~も~

完全版、見たいで~っすvvv
何して待ってると良いでしょうか?お祈り?

HPもカウントダウンみたいで…凄いです。
今度お会いした時にマジでつめの垢頂きたいです。

  • 2006年10月30日月
  • cenca
  • 編集

無題

カイさん> 喜んでもらえて良かった(汗)。送った後はしばらくドキドキしてましたよ!!
犯罪みたいなプレー>カイさんの寿也と吾郎はいいの!!だってカッコイイんだもん!

木綿さん> 送っておきました~。後悔先に立たずですよ(汗)。あはははは、笑ってごまかしてみました・・・。すみません、たいした物じゃなくて・・・。

cencaさん> 先程送らせて頂きました~。ママメジャオフの時のメールアドレスで大丈夫ですよね?
ご期待に添えるものである事を願っています~。

  • 2006年10月30日月
  • aska
  • 編集

出遅れた!

凄い、こちらも萌です!!!そして
完全版も萌ですよ!!!

送っていただいて
どうもありがとうございます!!
どんどん どんどん 書いてください!!!!

線引きをきっちりされる askaさんは素敵です

  • 2006年10月31日火
  • BOBO
  • 編集

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