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MAJORを愛するあまりのテキストブログ。気儘に更新。当然のように女性向け。                      苦手な方はplease back! 自衛推奨派です。

04.20.13:38

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10.17.15:51

トシゴロな話(後編)

読み返したら、あまりにも訳判らないのでざっくり削ったら・・・、ますます収集つかなくなりました(涙)
うー、まだまだリハビリ中という事で、ご容赦下さいませ~。






でも、昔見た時はもっとおもしろいと思ったんだけどな。
思っていたよりつまらなくてごめんね。と呟いた横顔は、どこか遠い所を見ているようだった。






■■■  Innocent word ■■■ 後編








 

 

 

「ねぇ、もし吾郎君だったらさ・・・」

少しばかり冗談めかした調子で、寿也が吾郎に尋ねた。

「島を出る?―――それとも残る?」

 

 

「そんなの決まってんだろ!何がなんでも脱出してやるぜ!」

握り拳も高々と、吾郎はファイティングポーズを決めてみせる。

「・・・なんだよ、なんか文句あるのかよ」

僅かに引いた気配を感じたのか、胡乱な視線が寿也にからみついた。とりあえず、宥めるように笑ってみせたものの、さして効果が上がったとはいえなさそうだ。

「い、いや、吾郎君らしいな。と思ってさ」

(がむしゃらに抜き手を切って、沖に泳ぎ出す様子が目に浮かぶようだよ・・・。)

と、心の声はともかく真剣な面持ちで寿也に言われれば、先程の不機嫌さはどこにいったのか、吾郎からは満面の笑みが返ってきた。

 

「もちろん、トシも一緒だからな!!」

 

「・・・へ?」

 

「ほら、お前ってさ。変な所で諦めが良さそうだからな、こういう場合はあっさり『残る』って言いそうな感じがすんだよ」

 

「・・・あ、ああ」

 

「だから、絶対ぇ、俺がお前を連れてく」

嫌がっても、引きずって連れてくぜ!と当然のように笑う彼に、寿也は一瞬言葉を失った。

寿也が一緒に来ないなんて、考えた事もないのだろうか。あくまでも自信たっぷりに言い切る吾郎に、寿也はじんわりとした熱が、指の先から、身体の底から上がってくるのに気がついた。

「・・・うん」

(吾郎君、僕は―――)


 

 

「なにせ脱出する方法なんて、いくらでもあるからな!!」




 

 

 

「吾郎く・・・、いくらでもって、・・・へ?」

「だーかーらー、無人島から脱出する方法の事を言ってるんだぜ!」

「あ、・・・・・・」

「なーに、黙り込んでんだよ」

感動から、一挙に現実に引き戻された寿也は、くらくらと目眩のしそうな頭を抱えて間近の吾郎の顔を見つめた。


 

(だーかーらー!!なんでそこでそうなるんだよ・・・吾郎君!!『寿也心の叫び』)

 

いっそのことうめき声を上げて、倒れ伏したいくらい(というか、むしろ押し倒してやりたい!!)な寿也を尻目に、その背中をバシバシ叩きながら、吾郎の力説は続いていた。

 

「筏つくるとか、まぁ、最悪は丸太一本でも行ける所までいくさ

「まるたいっぽん・・・、吾郎君、それ本気で言ってる?」

「ああ、でも筏つくるにしても、俺よりお前の方が上手そうだしな」

うーん、と些か残念そうに呟いた後、『俺が作ったら途中で分解しそうだからな。トシが作ってくれよ。』と、どこか自慢げに笑う顔に、ゆっくりと寿也の心の底の澱がほどけてゆく。

じんわりと緩やかに上がる熱は、すでに体中に柔らかく広がっていた。

 

「分解するというよりも、浮かなさそう・・・だよ」

こんな何気ないやり取りに、涙腺が緩みそうになった自分をごまかすために、寿也は突っ込みを入れる。

「てめぇっ、トシ!何言ってんだよ!!」

(僕の他愛のない話を、一生懸命に聞いてくれる君が好きだよ。)

照れ隠しの突っ込みと、気づいて欲しくなくてわざと突き放した言い方も
してみたが、それもあっさりと裏切られた。





 

「ま、・・・考え込むなよな、何があったか知らないけど」

「あ・・・・・・。」

(こうやって、何度気づかされたんだろう、君が僕を見ていてくれた事に。)


「筏は吾郎君のでいいよ」

「え、マジで!!いいのか!?」

「うん。いいよ」

「でも、・・・沈みそうなんだろ?」





 

「ああ、沈む時は一蓮托生だからね」


 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜってぇ、泳ぎ切ってやる。沈もうがかまやしねぇぜ!!!」と叫ぶ吾郎に、「どっちにしろ僕が乗ってるんだよ、沈ませるなんて事があると思うのかい?」と自信たっぷり爽やかな笑顔で返す寿也のその後は、―――また別のお話。

 

 



■■■the end or to be continued?



あああ、なんか適当な終わり方でorz
こんな長さの話に、こんなに苦しむなんて思わなかったですよ(涙)。萌えはですね、萌えはあるんですよ!!でも、力量がついていなかいというか・・・、修行不足というか・・・。
はっ!い、今、重大な事に気がつきました、わわわ。チキンもほどほどにしないと、礼儀知らずになってしまいそうです(震)。
ご、ご挨拶に伺わねば~。

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無題

飛鳥さん!!!!
このトシゴロめちゃ好きです。飛鳥さんちの2人萌ッ!

  • 2006年10月18日水
  • BOBO
  • 編集
Re:無題
そう言ってくれるBOBOさんに愛!
続きでエロも考えていたんだけど(笑)、今回は時間切れでした~。
2006/10/18 16:16

無題

二人の会話がぐっとくるんだよ。こんな幸せな二人でいて欲しい~~(切実)。
そして!
エロに続くのですね、フーフー(鼻息)。
カモーーーン!!がっつり待ってる!!

  • 2006年10月18日水
  • カイ
  • 編集
Re:無題
やっぱりエロは必要ですよね!(爽)
書けるかどうかは、別問題ですが~。カイ師匠を見習って、精進したいと思います!!
でも、あんまりがっつり書くと、ドン引きされそう(笑)
2006/10/20 09:09

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